知床で、こんなに豊かに茂る植物群は、ここの「オロンコ岩」のみ。　他ではことごとく「エゾシカ」に食べられ、 シカが食べない「ワラビ」「アメリカオニアザミ」などが異常に繁殖し、勢力を伸ばしている。

↑　ここもやがて人が多くなると「外来種」が勢力を伸ばす恐れがあります。 一方 こちらは知床の平地。 ↓　 「エゾシカ」が食べないトゲだらけの「アメリカオニアザミ」（ヨーロッパ帰化・外来種）だけが残っている場所。　 上のオロンコ岩の植生と、エゾシカが徘徊するこの場所の植生の違いが分りますでしょうか。 これが人為的に自然のバランスを崩した自然の姿。 エゾシカの天敵、「エゾオオカミ」を完全に駆除してしまった人間のエゴによるものです。